作家や詩人は、文章を書くときに、まず頭の中に情景や登場人物の動きや感情の揺れを鮮明に描くと言われています。
ヘミングウェイは、物語を作るときにまず「頭の中で映画のように場面を再生した」。
シェイクスピアも、「登場人物の心の動きを視覚化しそれを言葉に変換した」。
つまり、イメージが鮮明であるほど、豊かで具体的な表現ができている。
👉絵やスケッチは思考の補助
有名な科学者や哲学者の中には、アイデアをスケッチや図に描いて思考を整理する人が多くいます。
アインシュタインは複雑な物理の概念を、頭の中でイメージして思考実験(Gedankenexperiment)を行った。
ダ・ヴィンチはスケッチで自然現象や機械の構造を視覚化することで、アイデアを言語や数学に落とし込んだ。
文章や学問における「論理的な言葉」は、まず「イメージ」として脳内で整理されていることが前提になっている。
👉教育への示唆
国語が苦手な子どもに対しても、同じ考え方が応用できると言われています。
文字だけで理解させようとするよりも、まずイメージ体験を重ねること
絵やマンガ、映像、体験活動などを通して、脳内に鮮明な像を描かせること
その後に文章にする練習をする。
これにより、「頭の中には何もないから言葉が出ない」という状態を防ぎ、表現力や読解力の土台を作ることができます。