中学受験国語の家庭教師として日々多くのお問い合わせをいただきますが、その中で特に多いのが「オンライン指導は可能でしょうか」というご質問です。結論から申し上げますと、私はオンラインでの国語指導は一切行っておりません。理由はいくつかありますが、いずれも国語の「現場での読み方」を正確に把握するためにどうしても必要な要素です。
国語の読解では、お子さんの目の動きと手の動きが非常に重要です。難関校の入試では速読が求められることが多く、どの速度で文字を追っているのか、視線がどこで止まっているかなど細かな観察が必要になります。オンライン越しの映像では、これらの動きが正確に確認できません。カメラ越しでは視線の微妙な揺れが分からず、読みの癖を把握しにくいという問題があります。
また、問題用紙と解答用紙の行き来についても同様です。読みながら問題に戻るタイミング、解答を書き始める判断の速さ、書いている途中で本文へ視線を戻す回数など、国語の読解には「作業手順」がそのまま成績に反映される要素があります。この手順は隣にいるからこそ把握できるもので、オンラインではどうしても抜け落ちてしまいます。
さらに、マーキングの技術も国語では重要です。線の引き方、書き込みの場所、余白の使い方などは、実際にお子さんの手元を見ていなければ正確に指導できません。特に、読みながらどの情報を拾おうとしているのかは、ペン先の動きや迷いの有無で判断することが多く、また、選択肢問題の絞り込み方の迷いなど、オンラインでは確認が難しい部分です。
国語の読解は単なる知識ではなく、その場の行動や読み進め方を細かく分析しながら修正していく作業です。画面越しではどうしても拾えない情報が存在するため、私は対面指導にこだわっています。実際に横にいるからこそ気付けることがあり、その差が指導の質に直結します。
お問い合わせフォームからオンライン指導をご希望いただくことは大変ありがたいのですが、上記の理由から、私はオンラインでの国語指導は一切受け付けておりません。ご理解いただけますと幸いです。