中学受験国語家庭教師ブログ
👉脳の中にまだイメージがはっきり描けていないせい
国語が苦手で、文章が読めない、書けない。
これは努力不足のせいではなく、脳の中にまだイメージがはっきり描けていないことが原因かも。
もちろん、語彙が少ないことで、そのイメージを言葉として表現するのが難しい場合もあります。ですが、まず重視すべきは「読んだあと、自分の頭の中でイメージが鮮明になっているか」。
親から見ると「どうして読めないんだろう」「なんで書けないんだろう」と思うこともあるかもしれませんが、国語が苦手なお子さんを責めないでください。
線を引く、逆説の接続詞の後にじっくり読む、など、いわゆる鉄則をぎゃんぎゃんやっていた時期があるのですが笑、まずは「イメージする力を育てること」が先だった。家庭教師をしていて気づかされました。
👉脳に浮かんだイメージから言葉を紡ぎ出す
認知言語学的なアプローチでは、実際の言語習得は「脳に浮かんだイメージから言葉を紡ぎ出す」ことから始まると考えられています。
「脳に浮かんだイメージから言葉を紡ぎ出す」というのは、認知言語学(Cognitive Linguistics)の中心的な考え方のひとつで、単なる語彙や文法の暗記ではなく、意味理解と身体的・情景的イメージの結びつきを重視します。
認知言語学では、言語は単なる記号の集まりではなく、私たちの経験やイメージを表現するツールだと考えます。
文章を読んだとき、頭の中に場面や状況が浮かびます。その浮かんだ「イメージ」に基づいて、私たちは言葉を選び、文章や会話として表現する。つまり、イメージがはっきりしていないと、適切な言葉が出てこないわけです。
👉認知言語学的には言語習得は次の順序で進むとされています
❶体験や情景のイメージを持つ 実際の経験、マンガ、映画、絵本などで場面や感情を体験する
❷イメージに言葉を対応させる 「森」「鳥」「さえずる」など、具体的な語彙と結びつける
❸イメージを言葉で再現する 自分の頭の中のイメージを文章や会話として表現する
この順序を意識して国語の指導にあたらないと、文章は「文字を追うだけ」になり、読解や記述問題で躓く。
「この話、読んでみたけど、自分の中でどれくらい読めてると思う?80%くらい?」「今、問題文を読んで頭にインプットしたけど、具体的に頭でイメージしてみた?何か浮かぶ感じ?」と尋ねてみるとか。「読み取ったものをイメージする習慣づけ」やってみてください。